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  • shizuokaverdi
  • 8月13日
  • 読了時間: 2分

コンスタンツェ
コンスタンツェ

 お盆はいかがお過ごしですか?8月7日の練習参加者は、Sop11名、Alt12名、Ten7名、Bass6名の合計36名でした。


~モーツァルト探訪その24

 ドイツ語の台本によるジングシュピーゲル『後宮からの誘拐』の公演が大成功だったちょうどそのころ、モーツァルトはコンスタンツェとの1年越しの愛が実を結んで、1782年8月4日、聖シュテファン大聖堂で結婚式を挙げました。モーツァルトは父にあてた手紙でこう書いています。「僕たち二人が結ばれた時、僕もコンスタンツェも泣き出してしまいました。列席した人たちや司祭様も、みんな感動して泣きました。僕たちの感動を目の当たりにしたからです。」(1782.8.7父宛ての手紙)


《モツレク第31回練習内容》

1.Missa brevis KV49「Agnus Dei」p32~

☆復習

・5小節の前はブレスしないこと。

・Qui tollis peccata mundiのtollisは「トーリス」ではなく「トッリス」

・p34のAllegroは、久しぶりに歌うと乱れがちです(特に男声)。Bassの音は特に難しいので、慌てないで落ち着いて歌ってください。


2.Kanon"Ave Maria"

☆パートごとの音確認と合わせ

・各パートの歌い出しは明瞭に。

・パートごとに歌うと大丈夫ですが、カノンで歌うとわからなくなることがあります。

・モーツァルトの「アヴェ・マリア」は、厳密には「カノン「アヴェ・マリア」K.554」という作品で、4声の短いカノンです。モーツァルトがミュンヘン滞在中にベルンリート修道院を訪れた際に記念帳に書き残したという逸話から「ベルンリート・カノン」とも呼ばれます。


3.Requiem KV626「Lacrimosa」p40~

☆復習

・音程注意!

・17小節の入り~18小節の入りの練習。

・スクランブルでの練習(こちらの方が響きが安定した)

・24小節~30小節のハーモニーが悪いので次回やります。


4.Ave verum corpus KV618

☆明るい響き(音色)を作る練習ースクランブルで歌う。

・明るく澄んだ響きが全曲を包むように。

・スクランブルで隣りの人とハーモニーを楽しむ練習。


【次回練習内容予定】2025年8月21日 アイセル1Fホール

①Missa brevis KV49「Kyrie」p3~

②Requiem KV626「Lacrimosa」p42~(24小節~30小節)

②Requiem KV626「Offertorium」p43~

③Ave verum corpus KV618

④Kanon"Ave Maria"


 
 
  • shizuokaverdi
  • 8月1日
  • 読了時間: 3分

「後宮からの誘拐」を指揮するモーツァルト(映画「アマデウス」より)
「後宮からの誘拐」を指揮するモーツァルト(映画「アマデウス」より)

 本格的に暑くなってきました。夜もエアコンなしでは、なかなか寝付けないのではないでしょうか?しかし、冷え過ぎは喉を痛めます。室温は26~28℃に設定して、風は直接身体に当たらないように注意し、加湿器や、濡れタオルを干すとかして部屋の乾燥を防ぎましょう。7月17日の練習参加者は、Sop12名、Alt11名、Ten7名、Bass6名の合計35名でした。見学のSop山口さんを加えての人数です。


~モーツァルト探訪その23

 ドイツ語の台本によるジングシュピーゲル『後宮からの誘拐』は、トルコの後宮に捕らわれの身になっている恋人を救出するという劇の内容で、当時のモーツァルト気持ちにはぴったりのものでした。なにしろ、そのヒロインの名は偶然にも彼の目下の恋人と同じコンスタンツェという名前!台本には、そのコンスタンツェへの愛に燃える純真な若者のベルモンテ。忠実で小心者のペドリッロ、才知あふれる活発なイギリス娘のブロイントヒェン、意地悪でちょっと抜けている憎めない後宮の番人オスミンが登場します。モーツァルトはこうした人物たちの個性や心の動きを持ち前の作曲法で鮮やかに描き出したのでした。当時、はやっていたトルコ風の響きを取り入れた序曲や行進曲、どのアリアや重唱も、束縛から自由になったモーツァルトの喜びに満ちています。1782年7月16日、ブルク劇場での初演は大成功!再演が繰り返され、皇帝や大家グルックからも称賛されます。新天地ウィーンでの輝かしいスタート。モーツァルトは得意の絶頂にあったことでしょう。


《モツレク第30回練習内容》

1.Kanon"Ave Maria"

☆音取り

・全てのパートは同じ音を歌っていますが、交互に歌うことによって面白い効果が得られます。ひとつのパートだけで歌うと大丈夫なのに、4声で歌うと自分の旋律を見失ってしまうことがありました。


2.Ave verum corpus KV618

☆ハーモニーの練習

・この46小節の曲は、4回転調があります。ニ長調で始まり、イ長調(11小節)→ヘ長調(22小節)→ニ短調(26小節)→ニ長調(30小節)

・調にはそれぞれ性格があるので、同じような歌い方にならないよう注意してください。


3.Missa brevis KV49「Sanctus」p27~

☆復習

・5小節目は2拍目はdim. 6小節は再びfフォルテで。

・14小節からのAllegro、30小節からの「Hosanna in excelsis」の音楽の転換をスムーズに。続けて歌うとまだ乗り切れてない感じがします。


4.Requiem KV626「Conftatis」p35~

☆音楽稽古

・最初のBassの出はTenも手伝う。

・7小節以降の女声のsotto voceはなるべく遠くから響いてくるように。

・12小節のTenの高音「ラ」の音はとても大事です。

・flammisは「フラミス」ではなく「フランミス」。m エムの発音大事です。

・26小節のBassの音程は下がらないように。

・35小節4拍目のBassが遅く響きがちです。テンポ通りに。

・39小節の「s」の位置は、2拍目。


【次回練習内容予定】2025年8月7日 アイセル3F大音楽室

①Missa brevis KV49「Agnus Dei」p32~

②Requiem KV626「Lacrimosa」p40~

③Ave verum corpus KV618

④Kanon"Ave Maria"


 
 
  • shizuokaverdi
  • 7月13日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月14日


1781年のウィーン
1781年のウィーン

7月3日の練習参加者は、Sop11名、Alt12名、Ten8名、Bass6名の合計37名でした。40名まであと一歩。


~モーツァルト探訪その22

「断言しますが、ウィーンは素晴らしい土地です。ぼくの職業にとっては世界中で最高の場所です」

 ザルツブルクを後にし、希望に満ち溢れたモーツァルトのウィーン生活が始まります。最初の住まいはウェーバー家の下宿。(このウェーバー家とは、作曲家カール・マリア・フォン・ウェーバーの親戚にあたります)モーツァルトはこの下宿ですこぶる快適に暮らすうちに、やがてそこの三女、コンスタンツェを愛するようになっていきます。

 自由な音楽家となったモーツァルトは張り切って仕事をしました。作曲、相次ぐ演奏会、ピアノ教師としての活動、楽譜の出版など、多忙な毎日が過ぎていきます。やがて待望のオペラの仕事も舞い込んできました。ドイツ語の台本によるジングシュピーゲル「後宮からの誘拐」。かねてからドイツ語のオペラの仕事を望んでいたモーツァルトは、この仕事に大きな意欲を燃やしました。


《モツレク第29回練習内容》

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※お知らせ

KV49、p30のBenedictusは、32小節~40小節まで合唱です。音的にはSanctusのp29と同じになります。

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1.Missa brevis KV49「Credo」p14~

☆復習

・descendit→「デシェンディト」、de caelis→「デチェーリス」

・リズムに言葉が追い付かない箇所が散見されます。言葉のリズム読みを徹底してください。

・交互に現れるAllegroとAdagioのテンポの移り変わりに慣れましょう。

・50小節のBassをTenが助けることになっていましたが、ナシになりました。


2.Requiem KV626「Communio」31小節以降

☆フーガ(31小節~)中心に練習しました。


3.Requiem KV626「Rex tremende」p24~

☆復習

・子音のタイミングは休符で。

・32分音符に変更したところは、厳しく詰めた感じで。

・7小節~10小節のSopとAltの掛け合い、12小節~15小節の男声の掛け合いを練習しました。


【次回練習内容予定】2025年7月17日 アイセル1F大ホール

①Missa brevis KV49「Sanctus」p27~

②Requiem KV626「Conftatis」p35~

③Ave verum corpus KV618

④Kanon"Ave Maria"


 
 
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