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  • shizuokaverdi
  • 10月27日
  • 読了時間: 2分

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 アイセル1Fホールで練習でした。10月16日の練習参加者は、Sop10名、Alt12名、Ten8名、Bass5名、の合計35名でした。


~モーツァルト探訪その28

1785年の2月、レオポルト・モーツァルトは息子の招きに応じてウィーンにやってきました。モーツァルトは充実した活躍ぶりを是非父に見てもらいたかったのでしょう。ナンネル宛ての手紙にレオポルトはこう書いています。

「お前の弟は、家具類もすべて整ったきれいな家に住んでいる。こちらに到着した晩、私たちはあの子の予約演奏会の初日を聴きに行ったが、そこには身分の高い人々がたくさん集まっていた。演奏会は比べようもない素晴らしさで、オーケストラも見事だった。それから、ウォルフガングの見事な新作のピアノ協奏曲が披露された。」

ここで言われている「見事な新作のピアノ協奏曲」は、あの心をえぐるような旋律で始まるニ短調の協奏曲(K466)のことです。


《モツレク第35回練習内容》

1.Missa brevis KV49「Sanctus、Benedictus」p27~

☆音楽練習

・舞台に上がる時は常にテンションを上げて。最初の音が肝心!

・Sanctusは「サンクトォス」、「n」エヌの響きにも注意する。

・14小節からのAllegroは速めのテンポなので、指揮をよく見る。

・30小節からは4つ振りです。

・34小節と36小節のAltとTenのデュエットを意識する。


2.Requiem KV626「Agnus Dei」p68~

☆音楽練習

・この曲は4声で同時に動くことが多いので、ハーモニーの動きに注意する。

・8小節の「n」の位置は4拍目裏です。

・10小節、41小節のBassをTenも手伝う。

・13小節のSopの前打音は伴奏(Vn1)に合わせる。

・38小節の4拍目cresc. 40小節~41小節1拍目にかけてdim.

・44小節3拍目のSopは、8分音符で。

・48小節~49小節cresc. 50小節~51小節dim.


3.Requiem KV626「Communio」p72~

☆音楽練習

・8小節からはレガートで(リズムに合わせてブツブツ切らない)

・16小節のBassをTenの可能な限り助太刀する。

・31小節からのフーガは16分音符が走らないよう落ちついて。

・フーガでは十字架のテーマを受け持つパートは良く響かせる。


4.Ave verum corpus KV618

☆音楽練習

・Mariaは「マリア」ではなく「マリヤ」

・ハーモニーの練習をしました。

・曲の中に含まれたモーツァルトからのメッセージを感じ取る。


5.Missa brevis KV49「Agnus Dei」p32~

☆音楽練習(Agnus Deiは予定にはありませんでしたが時間が余ったので練習しました)

・4小節~5小節はノンブレス。

・7小節の各パートは、pだが、音をハッキリ打ち出す。

・196小節のBassの音の動き注意。

・25小節からのAllegroの変化についていけてないです。次にどんな音楽が来るのか予測して始めてください。


【次回練習内容予定】2025年11月6日 アイセル1Fホール

①Missa brevis KV49通し稽古

Requiem KV626「Introitus」p3~

Requiem KV626「Kyrie」p8~

④Requiem KV626「Dies irae」p14~


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  • shizuokaverdi
  • 10月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月27日


ウィーン時代のモーツェルト
ウィーン時代のモーツェルト

 久しぶりのアイセル地下小音楽室で練習でした。昔は広く感じた練習室が今日は狭く感じられました。10月2日の練習参加者は、Sop11名、Alt11名、Ten7名、Bass7名、見学者1名(アルト)の合計37名です。


~モーツァルト探訪その27

ウィーンでの生活が4年目を迎えたころ、相変わらずモーツァルトは多忙な生活を送っていました。貴族の私邸や劇場での演奏会に連日のように出演し、ピアノや作曲の個人教授もこなして、残りの時間を作曲にあてる。今やモーツァルトはウィーンで、少なくともピアニストとしては大の売れっ子でした。モーツァルト主催の予約演奏会は大きな人気を集めました。1784年の春には予約者の数が174名。名門貴族や裕福な市民たちがズラリと名を連ね、モーツァルトは誇らしげに予約者全員のリストを父レオポルトに書き送りました。このわずか5年後に、予約者がヴァン・スヴィーテン男爵たった一人だけになってしまうなどとは、この頃のモーツァルトは夢にも思ってなかったことでしょう。


《モツレク第34回練習内容》

1.Missa brevis KV49「Credo」p14~

☆復習

・少しテンポを上げてAllegroで歌いました。

・Bassの47小節の「シ⤴シ」の音の跳躍注意。

・49小節~の各パートの下降音型を音程正確に。

・61小節からのPoco Adagioは、長い音符をよく響かせ、ハモらせましょう。

・84小節~90小節のハーモニーは今後の課題。

・91小節以降は、はっきり子音を発音すること。

・172小節のAlt、Ten、Bassの音を確実に(いつも不安定です)。

・193小節のsubit pが大きくならないように。

・AdagioとAllegro が交互に出てくる(テンポの変わり目)ところを重点的に練習しました。


2.Requiem KV626「Sanctus」p58~

☆復習

・Sanctusの「s」は、休符の上で。

・6小節のBassはTenも手伝う。

・11小節からのosannaの「n」をしっかり発音。

・excelsisの「ex」クがよく聴こえない。

excelsisの発音は、「エクスチェルスィス」or「エクスシェルスィス」どちらでも構いません。


3.Ave verum corpus KV618

☆明るい響きの練習

・一度通しました。


【次回練習内容予定】2025年10月16日 アイセル1Fホール

①Missa brevis KV49「Sanctus、Benedictus」p27~

Requiem KV626「Agnus Dei」p68~

Requiem KV626「Communio」p72~

④Ave verum corpus KV618

⑤Kanon"Ave Maria"


 
 
  • shizuokaverdi
  • 9月19日
  • 読了時間: 2分

コンスタンツェ(1762-1842)
コンスタンツェ(1762-1842)

 前回の練習が天候不順で中止になりましたので、久しぶりの練習でした。場所もアザレア6Fのホールでした(よく響く)。9月18日の練習参加者は、Sop13名、Alt11名、Ten7名、Bass6名の合計37名でした。


~モーツァルト探訪その26

「僕の最愛のコンスタンツェは醜くはありませんが、美人とはとても言えません。彼女の美しいところはその小さな黒い瞳とすらりとした身体つきです。気が利く方ではありませんが、健全な常識を持っていますから、妻として母としての務めは十分に果たすことが出来ます。決して贅沢好きではありません」(1781年12月15日 父宛ての手紙)

コンスタンツェはフーガの音楽が好きでモーツァルトは彼女のためにいくつものフーガを書きました。しかし、それらをはじめとして、コンスタンツェのために作曲された数多くの作品は、どういうわけか、あのハ短調の大ミサを含めて、ほとんど未完のまま終わっています。


《モツレク第33回練習内容》

※今後のテーマ

綺麗な音にこだわる。無造作に音を発しない。丁寧に音を扱う。

1.Missa brevis KV49「Gloria」p6~

☆音色と音程を意識した練習

・声を散らさず口元に息を集める感じで歌う。

・17小節のBassの「シ」の音は高めに明るく取る。

・p9のpeccataは「ペッカータ」ですが、「カータ」を切って「ペ、カ、タ」とならないように。

・p10の42小節~p12の63小節まで、レガートでハーモニーに注意しながら進む。

・69小節~最後までin tempoで。16分音符で走らないように。


2.Missa brevis KV49「Kyrie」p3~

☆G Dur(ト長調)の明るい響きを保つ。

・最初のAdagioで、『1700年代のザルツブルク』を聴衆に紹介するようなイメージで。

・p4のAllegroからは、躍動感を持って(3拍子の1拍目に推進力を持たせる)

・Bass12小節の1拍目、「シ」の音

・Altの29小節は「Christe~」です。「Kyeie~✖」ではない。


3.Ave verum corpus KV618

☆響きの練習(明るい音色)

・最初の音はsotto voceです。限りない愛情をこめて。

・15小節と38小節アウフタクトからのSopは、けがれの無い音で。


4.Requiem KV626「Hostias」p42~

☆復習

・最初のTuttiは、3拍子で言葉が遅れがちになる傾向が在るので注意。

・pピアノでも心は燃えている感じ。

・この曲も3拍子で、1拍目に推進力がある。

・55小節からのAndante con motoは、「Offertorium」の44小節~と同じ。動きがあるので、響きが荒くなりがちです。声を整理して出す。

・Abrahaeは「アブラエ」です。


5.Requiem KV626「Offertorium」p43~

☆全体の復習

・通しました。慌ててテンポが速くなることがあるので注意。

・21小節からの各パートは、走らないよう落ち着いて。弦楽器が16分音符で刻んでいます。


【次回練習内容予定】2025年10月2日 アイセル地下小音楽室

①Missa brevis KV49「Credo」p14~

②Requiem KV626「Sanctus」p58~

③Requiem KV626「Benedoctus」p66 ~

④Ave verum corpus KV618(復習)

Kanon"Ave Maria"

 
 
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