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  • shizuokaverdi
  • 2 日前
  • 読了時間: 4分

 しばらくの間、練習ノートをお休みしていましたが、また再開します。本日(3/19)の練習参加者は、Sop12名、Alt13名、Ten3名、Bass6名の合計34名でした。


~モーツァルト探訪その35

【プラハでのオペラ制作】

父レオポルトの死後も、プラハのためのオペラの準備は着々と進められました。台本はもちろんダ・ポンテ。タイトルは『ドン・ジョバンニ』。スペインの女好きの貴族の不埒な行いとその末路を描きます。最初、オペラは主人公ドン・ジョヴァンニによる騎士長の殺害をもってはじまり、主人公の地獄落ちをもってクライマックスに達します。しかしこのオペラを悲劇と呼ぶわけにはいかない。従者レポレッロのような登場人物が、喜劇的な要素も多分にもたらしているからです。そして、最後の最後はハッピーエンドで終わる劇でもあるのです。悲劇と喜劇、真面目さと滑稽さ、明と暗という両面を併せ持つ劇空間。。。このオペラは、ちょうど父レオポルドの死の前後に作曲されましたが、父の死というモーツァルトにとって測り知れないほど重い意味を持つ現実の体験が、このオペラに色濃く影を落としていることはやはり否定できないでしょう。


《これまでの練習内容》

【2/19】(第43回練習)

①KV 49

②KV 626 Sancus

③KV 626 Rex tremendae

④Ave verum corpus

⑤大地讃頌


【3/5】(第44回練習)

①KV 49

②KV 626 「Domine Jesu」

③KV 626 「Hostias」

④Kanon "Ave Maria"


【3/15】(第45回強化練習)

①Requiem 「Introitus」

・ブレスの位置を確認して、切れないように歌う練習。

・末尾の子音(sなど)の位置を確認。

②Requiem 「Kyrie」

・ソプラノとテノール、アルトとバスで関係を確認しながら練習。

・メリスマに負けない。

・言葉の間で絶対にブレスをしない。

③Requiem 「Rex tremendae」

・ソプラノ4人がアルトの箇所を歌う場所を確認。

・16分音符のままの箇所、32分音符にする箇所を確認。

・「salva me」でテンポを遅くしない。「sa」で3つ数える。

④Requiem 「Confutatis」

・「flammis」は「フランミス」

・男声部分、女声部分をそれぞれ音確認。

⑤Requiem 「Lacrimosa」

・明るい音で。フレーズ終わりの音の長さ、

・ダイナミクスに注意して練習。

・「Jesu」のタイミングを合わせる練習。

・最後のアーメンは、最初から大きくしすぎない。

⑥Requiem 「Domine Jesu」

・ダイナミクスに注意して、legatoで歌う練習。

・「ne absórbeat」からを丁寧に練習。

⑦Requiem 「Hostias」

・ブレス位置を確認しながら練習。

⑧Requiem 「Sanctus」

・ブレス位置を確認しながら練習。

・フーガのテンポに注意しながら練習。

・和音綺麗に。

⑨Requiem 「Benedictus」

・フーガ 各パートの音を確認。

⑩Requiem 「Agnus Dei」

・ソプラノ「dóna éis réquiem」の「réquiem」のリズム確認。

・ノンブレスでつなぐ練習。

⑪Ave verum corpus

・復習

⑫KV49

・Credoまで、テンポを確認しながら練習。


《モツレク第46回3/19練習内容》

1.Requiem KV626「Dies irae」(p14~)

☆細部の確認。

・Bass6小節4拍目の「teste」の音程注意!

・33小節、36小節の4拍目は四分休符にして子音を発音(本日決定)

・男声の41小節、45小節、49小節の1拍目はピアノに落とすこと。


2.Requiem KV626「Agnus Dei」(p68~)

☆細部の確認

・音符の長さを正確に。

・「n」のタイミング。mundiなど。

・10小節~14小節、25小節~31小節のアンサンブルの稽古。

・41小節~最後までのアンサンブルの稽古。


3.Missa brevis KV49「Sanctus」(p27~)

☆ハーモニーと響きの練習

・音程が微妙に下がること有り。全体のハーモニーの中で音を取る。

・14小節からのAllebroのテンポ(♩=128)にすぐ乗れるように。

・30小節から最後までは、次の曲Benedictusの最後にもう一度出てきます。ソリスト4声のアンサンブルのあとに「Hosanna」に入る練習。


4.Missa brevis KV49「Agnus Dei」(p32~)

☆Allegroの練習~全体

・最初に25小節~のAllegroから。

・軽やかな舞踊風にまとめる。3拍子より1拍子ととらえる。

・43小節のSopの動き。

・Bassの10小節の「ラ」の音注意!(「ミ」で歌っている人がいる)

・23小節で譜面をめくるのを忘れないように。


5.Ave verum corpus KV618

☆響きの練習

・明るい音色。愛情に満ちた眼差しで。

・長い音符は、豊かに成長していくように。

・Sopの15小節、38小節の1拍目はピアノからcresc.していく。

・30小節以降の4分音符の動きは、同じ動きのパートとデュエットする感じで。


【次回練習内容予定】2026年4月2日 アイセル大音楽室

①Missa brevis KV49 全曲通し稽古

②Requiem KV626「Communio」(p72~復習)

③Ave verum corpus KV618(響きを作る練習)

~時間があったら

④佐藤真 / 混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」(全曲復習)

⑤カノン

 
 
  • shizuokaverdi
  • 2月6日
  • 読了時間: 3分

 2/5の練習参加者は、Sop13名(ZOON参加者1名)、Alt13名、Ten6名、Bass7名の合計40名でした。

(写真:レオポルト・モーツァルト)


~モーツァルト探訪その34

【父レオポルトの死】

プラハ訪問という嬉しい出来事でスタートした1787年の5月28日、父レオポルトがザルツブルクで世を去ります。享年68歳。それに先立つ4月4日、病床のレオポルトに宛ててモーツァルトが書いた手紙の一節はあまりにも有名です。

/『死は(正確には)私たちの生の真の最終目標なのですから、私は数年来というもの、人間のこの真実にして最良の友とすっかり親しくなっています。ですから、死は少しも恐ろしくないばかりか、むしろ心を安らかにし、慰めてくれるものなのです!』/

 父の死を知らされた時に、モーツァルトの心に去来したものは何だったのでしょうか?モーツァルトを育て、守り、教え、導いたレオポルト。家長であり、共に演奏旅行をし、人生における師でもありました。モーツァルトにとって、父レオポルトは絶対的な存在であったはずです。時には、父に反抗することもあったモーツァルト。しかしそれらすべては、裏を返せば、この父と子がいかに固い絆で結ばれていたかを示すものに他ならないのです。そして、父の死のたった4年後の1791年に、モーツァルト自身も亡くなると、この時だれが想像できたでしょうか?


《モツレク第42回練習内容》

1.Missa brevis KV49 (全曲)

☆細かいところの復習、音程確認しながら全曲の通し。

・とにかく言葉が先に来る。宗教的な重さはなく、軽く語りかけるような雰囲気で。

・シンプルな構造になっていて、合唱は常に和声の一部となっている。

・ラテン語の子音を合わせる。休符の間を一致させる。(切れ目は拍ではなく語尾)

・母音は明るく短めに。

・ザルツブルクの教会の空気感の再現。

・語尾をdim.することで、様式感を出す。

・休符は、「止まる」より、軽く息をする。


2.Requiem KV626「Dies irae」

☆復習(怒りの奔流)

・子音は「刃物」、母音は「弓」(子音=攻撃、母音=持続)

・f フォルテは、叫びにならないようにする。音は叩きつけるのではなく、スケール豊かに鳴っている感じにする。

・32小節~33小節、35小節~36小節は、cresc. dim. を強烈に。

・八分音符が並んでいるところはテンポが走り気味になるので注意。(心拍の様に一定させる)

・フレーズの頭は熱く、途中は冷静に。(前のめりにならない)

・Altは音が低いが存在感が必要。母音を前に出すことで、音が埋もれない。

・Tenは、リズムと子音の精度を最優先させる。音の出だしは特にはっきりと。


3.Requiem KV626「Rex tremendae」

☆復習(王の威光)

・楽譜を見ると、f フォルテの指示が多いが、ここは声量ではなく密度が必要。

・声帯を決して押さないように。子音で輪郭を作る。

・Salva me(救済の祈り)は、突然、人間の祈りになる。レガートを多用する。音色は柔らかく。

・語尾の処理は、「-tis」「-tris」などは余韻を残しつつ切る。

・Dies iraeは「裁きの恐怖」でしたが、Rex tremendaeは、王の前にひざまずく瞬間であり、恐怖だけでなく神に対する畏敬が必要です。


4.Ave verum corpus KV618

☆音色作り

・静かで愛情に満ち、且つ澄んだ音を目指す。

・音量は小さくても音の密度は高く。

・音程と響きの純度を最優先する。

・息の流れが全てを決めます。フレーズの途中で支えを抜かない。語尾でも息を流し続ける。(特に長い2分音符・全音符)


5.佐藤真 / 混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」(43小節以降~)

☆音取り(43小節以降~最後まで)

・打ち上げで歌っていいレベルまで持っていきましょう。


【次回練習内容予定】2026年2月19日 アイセル1Fホール

①Missa brevis KV49 全曲通し稽古

②Requiem KV626「Rex tremendae」(再度復習)

Requiem KV626「Confutatis」(復習)

④Ave verum corpus KV618(響きを作る練習)

~時間があったら

⑤佐藤真 / 混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」(全曲復習)


 
 
  • shizuokaverdi
  • 2月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月6日


 あっという間に2月になってしまいました。寒い毎日が続きますが、インフルエンザには注意しましょう。

1/22の練習参加者は、Sop10名、Alt12名、Ten6名、Bass5名の合計33名でした。

(写真:プラハ)


~モーツァルト探訪その33

【プラハからの招待】

1ヶ月足らずのプラハ滞在中、モーツァルトは『フィガロ』の上演に立ち会ったり、自ら指揮をするなどして、当地の聴衆から熱狂的に迎えられました。コンサートでは新作の交響曲『プラハ』が演奏され、さらに聴衆のリクエストにこたえてピアノの即興演奏も披露しました。『フィガロ』のアリアをテーマとする変奏曲などに、満場の聴衆は鳴りやまぬ拍手と歓喜の声に沸きかえりました。人々の温かいもてなし、多額の報酬、卓越したオーケストラと歌手たち。それに何よりも熱心に耳を傾けてくれる聴衆。モーツァルトにとって、こんなに好ましい街があったでしょうか?劇場支配人から、次のシーズンの新作オペラの注文を受けたとき、モーツァルトは大喜びで引き受けたのでした。


《モツレク第41回練習内容》

1.Missa brevis KV49

・全曲の部分稽古、及び通し稽古


2.Requiem KV626「Introitus」

☆復習

・Sopの40小節~&47小節~、両方共レガートで歌う。


3.Ave verum corpus KV618

☆復習

・この曲は、モーツァルトから妻コンスタンツェへのラブレター

・明るい音色に注意しながら深い愛情をこめて。

・他のパートの動きに注意して歌う。


4.佐藤 真/混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」

☆正しい音で歌う練習

・43小節まで音取りしました。


【次回練習内容予定】2026年2月5日 アイセル大音楽室

①Missa brevis KV49 全曲

Requiem KV626「Dies irae」

③Requiem KV626「Rex tremendae」

④Ave verum corpus KV618

⑤佐藤真 / 混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」(43小節以降~)



 
 
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