- shizuokaverdi
- 3 日前
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前回の練習が天候不順で中止になりましたので、久しぶりの練習でした。場所もアザレア6Fのホールでした(よく響く)。9月18日の練習参加者は、Sop13名、Alt11名、Ten7名、Bass6名の合計37名でした。
~モーツァルト探訪その26~
「僕の最愛のコンスタンツェは醜くはありませんが、美人とはとても言えません。彼女の美しいところはその小さな黒い瞳とすらりとした身体つきです。気が利く方ではありませんが、健全な常識を持っていますから、妻として母としての務めは十分に果たすことが出来ます。決して贅沢好きではありません」(1781年12月15日 父宛ての手紙)
コンスタンツェはフーガの音楽が好きでモーツァルトは彼女のためにいくつものフーガを書きました。しかし、それらをはじめとして、コンスタンツェのために作曲された数多くの作品は、どういうわけか、あのハ短調の大ミサを含めて、ほとんど未完のまま終わっています。
《モツレク第33回練習内容》
※今後のテーマ
綺麗な音にこだわる。無造作に音を発しない。丁寧に音を扱う。
1.Missa brevis KV49「Gloria」p6~
☆音色と音程を意識した練習
・声を散らさず口元に息を集める感じで歌う。
・17小節のBassの「シ」の音は高めに明るく取る。
・p9のpeccataは「ペッカータ」ですが、「カータ」を切って「ペ、カ、タ」とならないように。
・p10の42小節~p12の63小節まで、レガートでハーモニーに注意しながら進む。
・69小節~最後までin tempoで。16分音符で走らないように。
2.Missa brevis KV49「Kyrie」p3~
☆G Dur(ト長調)の明るい響きを保つ。
・最初のAdagioで、『1700年代のザルツブルク』を聴衆に紹介するようなイメージで。
・p4のAllegroからは、躍動感を持って(3拍子の1拍目に推進力を持たせる)
・Bass12小節の1拍目、「シ」の音
・Altの29小節は「Christe~○」です。「Kyeie~✖」ではない。
3.Ave verum corpus KV618
☆響きの練習(明るい音色)
・最初の音はsotto voceです。限りない愛情をこめて。
・15小節と38小節アウフタクトからのSopは、けがれの無い音で。
4.Requiem KV626「Hostias」p42~
☆復習
・最初のTuttiは、3拍子で言葉が遅れがちになる傾向が在るので注意。
・pピアノでも心は燃えている感じ。
・この曲も3拍子で、1拍目に推進力がある。
・55小節からのAndante con motoは、「Offertorium」の44小節~と同じ。動きがあるので、響きが荒くなりがちです。声を整理して出す。
・Abrahaeは「アブラエ」です。
5.Requiem KV626「Offertorium」p43~
☆全体の復習
・通しました。慌ててテンポが速くなることがあるので注意。
・21小節からの各パートは、走らないよう落ち着いて。弦楽器が16分音符で刻んでいます。
【次回練習内容予定】2025年10月2日 アイセル地下小音楽室
①Missa brevis KV49「Credo」p14~
②Requiem KV626「Sanctus」p58~
③Requiem KV626「Benedoctus」p66 ~
④Ave verum corpus KV618(復習)
⑤Kanon"Ave Maria"