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  • shizuokaverdi
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

コンスタンツェ(1762-1842)
コンスタンツェ(1762-1842)

 前回の練習が天候不順で中止になりましたので、久しぶりの練習でした。場所もアザレア6Fのホールでした(よく響く)。9月18日の練習参加者は、Sop13名、Alt11名、Ten7名、Bass6名の合計37名でした。


~モーツァルト探訪その26

「僕の最愛のコンスタンツェは醜くはありませんが、美人とはとても言えません。彼女の美しいところはその小さな黒い瞳とすらりとした身体つきです。気が利く方ではありませんが、健全な常識を持っていますから、妻として母としての務めは十分に果たすことが出来ます。決して贅沢好きではありません」(1781年12月15日 父宛ての手紙)

コンスタンツェはフーガの音楽が好きでモーツァルトは彼女のためにいくつものフーガを書きました。しかし、それらをはじめとして、コンスタンツェのために作曲された数多くの作品は、どういうわけか、あのハ短調の大ミサを含めて、ほとんど未完のまま終わっています。


《モツレク第33回練習内容》

※今後のテーマ

綺麗な音にこだわる。無造作に音を発しない。丁寧に音を扱う。

1.Missa brevis KV49「Gloria」p6~

☆音色と音程を意識した練習

・声を散らさず口元に息を集める感じで歌う。

・17小節のBassの「シ」の音は高めに明るく取る。

・p9のpeccataは「ペッカータ」ですが、「カータ」を切って「ペ、カ、タ」とならないように。

・p10の42小節~p12の63小節まで、レガートでハーモニーに注意しながら進む。

・69小節~最後までin tempoで。16分音符で走らないように。


2.Missa brevis KV49「Kyrie」p3~

☆G Dur(ト長調)の明るい響きを保つ。

・最初のAdagioで、『1700年代のザルツブルク』を聴衆に紹介するようなイメージで。

・p4のAllegroからは、躍動感を持って(3拍子の1拍目に推進力を持たせる)

・Bass12小節の1拍目、「シ」の音

・Altの29小節は「Christe~」です。「Kyeie~✖」ではない。


3.Ave verum corpus KV618

☆響きの練習(明るい音色)

・最初の音はsotto voceです。限りない愛情をこめて。

・15小節と38小節アウフタクトからのSopは、けがれの無い音で。


4.Requiem KV626「Hostias」p42~

☆復習

・最初のTuttiは、3拍子で言葉が遅れがちになる傾向が在るので注意。

・pピアノでも心は燃えている感じ。

・この曲も3拍子で、1拍目に推進力がある。

・55小節からのAndante con motoは、「Offertorium」の44小節~と同じ。動きがあるので、響きが荒くなりがちです。声を整理して出す。

・Abrahaeは「アブラエ」です。


5.Requiem KV626「Offertorium」p43~

☆全体の復習

・通しました。慌ててテンポが速くなることがあるので注意。

・21小節からの各パートは、走らないよう落ち着いて。弦楽器が16分音符で刻んでいます。


【次回練習内容予定】2025年10月2日 アイセル地下小音楽室

①Missa brevis KV49「Credo」p14~

②Requiem KV626「Sanctus」p58~

③Requiem KV626「Benedoctus」p66 ~

④Ave verum corpus KV618(復習)

Kanon"Ave Maria"

 
 
  • shizuokaverdi
  • 9月9日
  • 読了時間: 1分

 台風接近のため、練習が中止になりました。村上達哉先生のご指導を楽しみにしていましたが、とても残念でした。

次回9月18日の練習内容予定をお知らせします。練習会場が静岡駅近くのアザレア6Fホールになりますので、ご注意ください。


【次回練習内容予定】2025年9月18日 アザレア6Fホール

①Missa brevis KV49「Gloria」p6~

②Requiem KV626「Offertorium」p43~(復習)

③Requiem KV626「Hostias」p51~

④Ave verum corpus KV618

⑤Kanon"Ave Maria"


 
 
  • shizuokaverdi
  • 8月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月1日


ザルツブルク:聖ペテロ教会
ザルツブルク:聖ペテロ教会

 8月21日の練習参加者は、Sop11名、Alt12名、Ten6名、Bass4名の合計33名でした。


~モーツァルト探訪その25

 モーツァルトはコンスタンツェと結婚出来て幸福そのものでした。挙式の翌日には、とうとう根負けした父のレオポルトからの同意の手紙も届きます。新婚生活の中で、モーツァルトは以前にもまして作曲と演奏活動に精を出し、ウィーンでの彼の評判は着実に上がっていきました。結婚の翌年6月には長男が誕生。モーツァルト夫婦はこの生まれたばかりの子供を乳母のもとに預け、コンスタンツェを連れて故郷のザルツブルクに出かけていきます。妻を父と姉に紹介し、気まずくなった家族関係を何とか修復しようと思っての帰郷でした。しかし、コンスタンツェはレオポルトとナンネルからはあまり温かく迎えられなかったようです。ザルツブルクでは新作のミサ曲ハ短調が演奏されます。Sopソリストは妻のコンスタンツェが歌いました。常に日記を細かく書き留めていた姉のナンネルですが、その日の日記は、「弟が、新作のミサを聖ペテロ教会で演奏した」の一行だったそうです。

4ヵ月ぶりにウィーンに戻ったモーツァルト夫妻は、生まれたばかりの息子が腸閉塞で3か月も前に亡くなったことを知らされます。わずか2ヵ月の短い命でした。


《モツレク第32回練習内容》

1.Missa brevis KV49「Kyrie」p3~

☆音楽練習

・縦を合わせる練習。特に最初の歌い出しは同時になるよう気を付ける。

・スクランブルで歌うと、通常の並びよりも響いていました。

・ピアノpの場所でも響きを失わない。


2.Requiem KV626「Lacrimosa」p42~

☆24小節~30小節中心に。

・24小節~30小節の和音進行に注意する。

・11小節~13小節のBassの4拍目は切らずにcresc.する。(他のパートと違う動き)

・最後のアーメンは、4拍目を3つに振ります。その時cresc.すること。


3.Requiem KV626「Offertorium」p43~

☆女声前列、男声後列で歌ってみました。

・44小節からの、Quam olim AbrahaeのAbrahaeの「A」の母音が薄いです。

・曲最後の75小節~78小節は、フォルテfです。(mpのように聴こえる)


4.Kanon"Ave Maria"

☆各パート旋律を確認し、ホールの四方に離れて歌ってみました。

カノンとは、複数のパートが同じ旋律を異なるタイミングで追いかけるように演奏する作曲様式です。(日本語では「輪唱」と訳される)自分のパートの音をしっかり把握することも大切ですが、他のパートの動きを感じながら楽しめるようになれるといいです。


5.Ave verum corpus KV618

☆スクランブルで歌ってみました。

・最初の4小節はノンブレス。

・27小節の「fluxit et」は「フルークスィートエート」と母音を伸ばして。


【次回練習内容予定】2025年9月4日 アイセル3F大音楽室

※小屋敷先生はご都合でいらっしゃれないので、代わりに村上達哉先生のご指導です。

①Sanctus

②Agnus Dei

③Ave verum corpus KV618




 
 
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