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2025.5.1練習ノート

  • shizuokaverdi
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:21 時間前


モーツアルトの職場だったザルツブルク大聖堂
モーツアルトの職場だったザルツブルク大聖堂

 5月1日の練習参加者は、Sop10名、Alt11名、Ten7名、Bass5名の合計33名でした。

練習会場が、1階のホールでの練習でした。響くところで練習すると雰囲気が変わり、勉強になりますね。


~モーツァルト探訪その18

 コロレド大司教とモーツァルトの決裂はウィーン滞在中に起こります。きっかけは、ザルツブルクへの帰郷命令をめぐるやり取りでした。

モーツァルトは積もりに積もった鬱憤を爆発させたのです。

「お父さん、僕は今なお腹が立って仕方がありません。ずいぶん長い間、忍耐力の試練を受けてきましたが、もう我慢できません。僕は今やもうザルツブルクでの宮仕えをする不幸から解放されたのです。今日は僕にとって幸せな日でした。…大司教は僕のことを、浮浪者、ならず者、低能と呼びました。…僕も言ってやりました。『私がいないと困るのはあなたですよ』『なに!このわしをおどすつもりか。このならず者が!そこが出口のドアだ。もうお前のような役立たずな青二才には用はない。』とうとう僕も言いました。『私だってあなたなんかには用はありません』『それなら出ていけ!』僕は出ていきながら言ってやりました。『これですっきりしました。明日、喜んで退職届を提出します』…僕にとって名誉は何よりも大切なものです。お父さんもそれは同じはずだと思っています。」(モーツァルトの手紙より)

ザルツブルクの父は、この息子からの手紙を読んで仰天し、とんでもないことをしでかした息子を責め、改心を命ずる返事の手紙をしたためるのでした。しかし…(つづく)


《モツレク第25回練習内容》

1.Missa Brevis KV49「Sanctus」(P27~P29)

☆響きを整える練習

・最初の4声の和音のハモリを意識。声は押さないで放たれるように出す。且つ明るい音色で。

・p28のAllegroは、弾みすぎず音符と音符に粘りを持って。

・14小節「sunt」は「ソント」と発音。

・p29の「Hosanna」の「n」はしっかり発音する。

・f(フォルテ)とp(ピアノ)の差をハッキリ。


2.Missa Brevis KV49「Credo」(P19)

☆宿題の個所を復習ののちグループで歌ってもらいました。

・78小節~79小節はノンブレスにしました。

・Tenの82小節の「ファ」の音が高すぎる人がいます。

・81小節の「sub Pontio 」は「スーポンツィオ」と「」を軽く発音しましょう。

・84小節は、pですが、歌い初めのAltは明るい音色で。

・Tenの89小節~90小節「ミミレ♯」は下がらないように。

・Altの89小節、「ソー」の「」にアクセント。

・他のグループの演奏を聴いて参考にする。

・スクランブルの並びでも試してみました。


3.Requiem 「Communio」(p72~p80)

☆復習しました。

・8小節のBassの始まりの音は、Sopソロの終わりの音と同じです。

・母音を引き延ばして、音価を保つ。

・11小節「cum sanctis」は「m」をしっかり発音。

・13小節のquia と piusの間はブレスしない。

・31小節からのAllegroは4つの音(十字架ののテーマ)はハッキリと。

・フーガは体を動かしてリズムを取らない。エンジンのような推進力を持つ。


4.Requiem 「Introitus・Kyrie」(p3~p13)

☆Communioとの比較練習

・8小節のBassの歌い始め「Requiem」は、Tenも手伝いますが、地の底から響いてくるような深い響きで。巻き舌も効果的に利用する。くさびを打ち込むような表現。

・「Requiem」の「e」が薄い響きにならないように。

・8小節~14小節は、粘りを持った音で音をつないで。音価は楽譜に書かれた音符いっぱいに歌う。

・34小節のBassの歌い始め、深い音色で。

・p8からのKyrieのフーガは、何かに追われているような緊張感を持って。


【次回練習内容予定】2025年5月15日 アイセル3F大音楽室

①Missa Brevis KV49「Agnus Dei」(P32~p35)(復習)

②Requiem 「Introitus・Kyrie」(p3~p13)(再復習)

③Requiem 「Diesirae」(p14~p21)

④モーツァルトのカノン「Ave Maria」

⑤アンコール新曲の練習(未定…)




 
 
 

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