2025.4.3練習ノート
- shizuokaverdi
- 4月11日
- 読了時間: 3分

桜の季節ですね。皆さんは花見に行かれましたか?今年は開花から寒い日や雨の日が続いたので、長くさくらを楽しめますね。
4月3日の練習参加者は、Sop10名、Alt14名、Ten6名、Bass5名の合計35名でした。
~モーツァルト探訪その16~
『イドメネオ』の初演は、モーツァルトがミュンヘンに滞在して約4か月後の1781年1月29日に宮廷歌劇場において行われました。ザルツブルクから、父と姉も見物にやってきます。果たして初演が大成功だったのかどうかは確実な資料は残されていません。いずれにしても、シーズン中に2回しか再演されなかったことだけはわかっています。随所に大胆な手法と激しい感情表現を盛り込んだ若きモーツァルトの力作オペラの音楽が、当時の聴衆にとってはあまりに斬新すぎて受け入れられなかったのかもしれません。何しろ、『イドメネオ』の真価が認められ、多くの人が驚嘆を持って耳を傾けるようになるのは20世紀も後半になってからの事ですから。
さて、『イドメネオ』の上演が済んだ後もモーツァルト親子はしばらくミュンヘンを去ろうとはしませんでした。なぜなら、あのモーツァルトが毛嫌いしているザルツブルクのコロレド大司教が父親の病気を見舞うために部下を従えてウィーンに出かけてしまっていたからです。謝肉祭シーズンのミュンヘンでは、モーツァルトはみんなから尊敬され大事にされてすこぶる居心地も良かったのでした。
そんなモーツァルトに、ウィーン滞在中のコロレド大司教から命令が届きます。
いったい何の命令でしょうか?
《モツレク第23回練習内容》
1.Missa Brevis KV49「Gloria」(P6~P13)
☆ゆっくりとしたテンポで。書かれている音符の長さを可能な限り鳴らして歌う練習をしました。(五線譜を塗りつぶしている感じ)
・前回より音を鳴らすことに慣れてきている感じがします。
・オーケストラは細かくリズムを刻んでいますが、合唱はレガートで音をよく響かせ、豊かに鳴らす方向で。
・33小節アウフタクトの「Qui tollis」は「クィッ、トーリス」と切らず「クィト~リス」と繋げる。
・68小節からのアンサンブルは、各パートの動きが違うので縦がずれないように注意する。同時にテーマを歌っているパートを邪魔しないように調整する。
2.Missa Brevis KV49「Credo」(P14~P26)
☆復習
・この曲もAllegloですが、ゆっくりとしたテンポで悠々と鳴らす歌い方で練習しました。
・長い音符は無機質にならず響かせるように意識してください。
・和音が鳴っているとき、バランスを聞いて自分のパートが飛びだしていないか注意する。
・p18からのPoco Adagioは、p(ピアノ)でも息を送り続けて響きが落ちないようにする。
・84小節~90小節は美しい場所なので特に注意。歌詞は「受難して、葬られた」と言っています。
・91小節からは、「復活した!」と歌われるので、生き生きと。
3.Requiem 「Sanctus」「Benedictus」(p58~p67)
☆復習と宿題(p59の11小節~最後までと、p66の54小節~最後まで)
・宿題の個所(2か所)の練習をして、前列と後列で分けて歌ってもらいました。音楽は同じでも調と音の違いが認識できたように思います。
・Tenの「Benedictus」の64小節~69小節は難しいのでよく練習してください。
4.Requiem 「Agnus Dei」(p68~p71)
☆復習
・8小節、23小節、40小節の「mundi」の「n」の位置に注意。
・10小節、41小節のBassパートはTenも参加する。
・48小節からcresc.して50小節からdim.
5.Ave Mariaカノン
☆アンコール候補の一つです。みんなで初見で歌ってみました。モーツァルトも友人たちと歌って遊んでいたのでしょうか?
・Bassパートがヘ音記号になっていますが、ト音記号で読んでください。
・同じ旋律が、各パート交互に現れます。
・アンコール候補はもう一曲「Laudate Dominum」(ラウダーテドミヌム)「主を賛美せよ、すべての人々よ」です。
※今回は、宿題はお休みです。
【次回練習内容予定】2025年4月17日 アイセル3F大音楽室
①Missa Brevis KV49「Credo」(P14~P26)(総仕上げ)
②Missa Brevis KV49「Sanctus」(P27~P29)(復習)
③Requiem 「Agnus Dei」(p68~p71)(復習)
④Requiem 「Communio」(p72~p80) (復習)
⑤モーツァルトのカノン「Ave Maria]
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