2025.4.17練習ノート
- shizuokaverdi
- 4月22日
- 読了時間: 4分
更新日:5月2日

4月17日の練習参加者は、Sop10名、Alt13名、Ten8名(海老名から高橋さん参加)、Bass6名(海老名から山菅さん参加)の合計37名でした。
集中練習の日程が決定しました。マリナートで5月31日と6月1日です。両日とも10:00開始で、15:30まで(90分のお昼休憩あり)。5月31日は16:30から交流会もあります。
~モーツァルト探訪その17~
『イドメネオ』の初演後、ミュンヘンでチヤホヤされて上機嫌だったモーツァルトのもとにウィーン滞在中のコロレド大司教から命令が届きました。
長期のウィーン滞在で、コロレド大司教のお抱えの楽師たち、とくにピアノの名手、モーツァルトが必要になったのでしょう。
なにはともあれ、ザルツブルクに帰るよりはずっとましだ。ウィーンは聴く耳を持った人たちがたくさんいる。そう思ったモーツァルトは荷物をまとめてウィーンに向かいます。
ところが、大司教が宿泊している「ドイツ館」に到着したモーツァルトは、ほかの召使いと全く同じ扱いで現実に引き戻されたのでした。ミュンヘンとは大違いです。食事も、召使いと同じ場所で同じメニュー。命令に従って演奏したり作曲したりしてもろくな報酬は支払われず仕舞い。何よりも我慢ならなかったのは、仕事の合間にウィーンで演奏会をしようとすると、決まって大司教が邪魔してくることでした。『まったくいまいましいのは、せっかくトゥーン伯爵夫人から招待されていた邸内での演奏会の日に、あの大司教の糞演奏会が行われたことです。トゥーン伯爵夫人の演奏会に誰が来ていたと思いますか?なんと、皇帝ですよ。絶好のチャンスだったのに!』(モーツァルトの手紙より)
モーツァルトにとって、もはやコロレド大司教は「大きな邪魔者」でしかなくなっていました。ウィーン音楽家協会が主催した慈善演奏会の出演さえ、コロレド大司教は認めようとしなかったのです。モーツァルトの大司教への反感と憎悪は日々を追ってつのっていきます。
《モツレク第24回練習内容》
◆全体的に音は取れてきているので、今後は言葉の意味を理解して歌うようにしましょう。
声帯を通過する息の種類で音色は変化します。悲しい息が通過すると悲しい声、うれしい息が通過すると嬉しい声になります。その場に合っている音色を作るには、その場所を歌うのにふさわしい心の状態を作る必要があります。
1.Missa Brevis KV49「Credo」(P14~P26)
☆前回の続きと復習
・49小節アウフタクト~56小節のアンサンブルがバラバラにならないように。ここのラテン語の意味は「天から降りてきて」
・61小節Poco Adagioからは楽譜にありませんが、p(ピアノ)です。77小節からf(フォルテ)、84小節からp(ピアノ)、91小節から再びf(フォルテ)です。
・193小節~195小節はp(ピアノ)、196小節からf(フォルテ)です。
・196小節からのフーガは、主題(メロディ)を歌うパートはしっかりと自分を打ち出してください。逆に主題から外れたパートは、主題を歌っているパートを支えましょう。この主題(メロディ)はどのパートにも出てくるので、全部のパートが主役にもなりますし、伴奏にもなります。
・84小節~90小節(p19)が宿題です。
2.Requiem 「Agnus Dei」(p68~p71)(復習)
・長い音符は息を送って響かせる
・8小節目の「n」を発音するタイミングに注意。
・10小節と41小節のBassはTenも参加。
・12小節のTenの上行旋律を浮き上がらせる。
・22小節アウフタクトからcresc.
・48小節からcresc.だが、50小節~51小節はdim.
3.Requiem 「Communio」(p72~p80) (復習)
・14小節の1拍目は拍内で「s」
・16小節Bassの歌い始めはTenも手伝う。同じくAltの出だしもSopが手伝う。
・16小節以降の16分音符はプツプツ切らないでべったりと。
・31小節のフーガはMissa Brevis KV49のCredoのフーガと同じくです。
・最後の81小節の「s」は指揮に合わせること。
4.モーツァルトのカノン「Ave Maria」
☆モーツァルトのカノンを楽しみました。
・全パートが同じ3パターンの旋律を交互に歌います。この3つの旋律を覚えてしまえば、歌い始める時間が違うだけであとはずっと同じです。
【次回練習内容予定】2025年5月1日 アイセル3F大音楽室
①Missa Brevis KV49「Credo」(P19)(宿題の個所)
②Missa Brevis KV49「Sanctus」(P27~P29)(復習)
③Requiem 「Communio」(p72~p80) (再復習)
④Requiem 「Introitus・Kyrie」(p3~p13)(Communioとの比較練習)
⑤モーツァルトのカノン「Ave Maria」
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