2026.2.5練習ノート
- 2月6日
- 読了時間: 3分

2/5の練習参加者は、Sop13名(ZOON参加者1名)、Alt13名、Ten6名、Bass7名の合計40名でした。
(写真:レオポルト・モーツァルト)
~モーツァルト探訪その34~
【父レオポルトの死】
プラハ訪問という嬉しい出来事でスタートした1787年の5月28日、父レオポルトがザルツブルクで世を去ります。享年68歳。それに先立つ4月4日、病床のレオポルトに宛ててモーツァルトが書いた手紙の一節はあまりにも有名です。
/『死は(正確には)私たちの生の真の最終目標なのですから、私は数年来というもの、人間のこの真実にして最良の友とすっかり親しくなっています。ですから、死は少しも恐ろしくないばかりか、むしろ心を安らかにし、慰めてくれるものなのです!』/
父の死を知らされた時に、モーツァルトの心に去来したものは何だったのでしょうか?モーツァルトを育て、守り、教え、導いたレオポルト。家長であり、共に演奏旅行をし、人生における師でもありました。モーツァルトにとって、父レオポルトは絶対的な存在であったはずです。時には、父に反抗することもあったモーツァルト。しかしそれらすべては、裏を返せば、この父と子がいかに固い絆で結ばれていたかを示すものに他ならないのです。そして、父の死のたった4年後の1791年に、モーツァルト自身も亡くなると、この時だれが想像できたでしょうか?
《モツレク第42回練習内容》
1.Missa brevis KV49 (全曲)
☆細かいところの復習、音程確認しながら全曲の通し。
・とにかく言葉が先に来る。宗教的な重さはなく、軽く語りかけるような雰囲気で。
・シンプルな構造になっていて、合唱は常に和声の一部となっている。
・ラテン語の子音を合わせる。休符の間を一致させる。(切れ目は拍ではなく語尾)
・母音は明るく短めに。
・ザルツブルクの教会の空気感の再現。
・語尾をdim.することで、様式感を出す。
・休符は、「止まる」より、軽く息をする。
2.Requiem KV626「Dies irae」
☆復習(怒りの奔流)
・子音は「刃物」、母音は「弓」(子音=攻撃、母音=持続)
・f フォルテは、叫びにならないようにする。音は叩きつけるのではなく、スケール豊かに鳴っている感じにする。
・32小節~33小節、35小節~36小節は、cresc. dim. を強烈に。
・八分音符が並んでいるところはテンポが走り気味になるので注意。(心拍の様に一定させる)
・フレーズの頭は熱く、途中は冷静に。(前のめりにならない)
・Altは音が低いが存在感が必要。母音を前に出すことで、音が埋もれない。
・Tenは、リズムと子音の精度を最優先させる。音の出だしは特にはっきりと。
3.Requiem KV626「Rex tremendae」
☆復習(王の威光)
・楽譜を見ると、f フォルテの指示が多いが、ここは声量ではなく密度が必要。
・声帯を決して押さないように。子音で輪郭を作る。
・Salva me(救済の祈り)は、突然、人間の祈りになる。レガートを多用する。音色は柔らかく。
・語尾の処理は、「-tis」「-tris」などは余韻を残しつつ切る。
・Dies iraeは「裁きの恐怖」でしたが、Rex tremendaeは、王の前にひざまずく瞬間であり、恐怖だけでなく神に対する畏敬が必要です。
4.Ave verum corpus KV618
☆音色作り
・静かで愛情に満ち、且つ澄んだ音を目指す。
・音量は小さくても音の密度は高く。
・音程と響きの純度を最優先する。
・息の流れが全てを決めます。フレーズの途中で支えを抜かない。語尾でも息を流し続ける。(特に長い2分音符・全音符)
5.佐藤真 / 混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」(43小節以降~)
☆音取り(43小節以降~最後まで)
・打ち上げで歌っていいレベルまで持っていきましょう。
【次回練習内容予定】2026年2月19日 アイセル1Fホール
①Missa brevis KV49 全曲通し稽古
②Requiem KV626「Rex tremendae」(再度復習)
③Requiem KV626「Confutatis」(復習)
④Ave verum corpus KV618(響きを作る練習)
~時間があったら
⑤佐藤真 / 混声合唱組曲『土の歌』より「大地讃頌」(全曲復習)




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