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  • shizuokaverdi
  • 2月7日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月27日

 


レクイエム冒頭部分のモーツァルト自筆譜
レクイエム冒頭部分のモーツァルト自筆譜

 2/6の練習参加者は、Sop9名、Alt12名、Ten8名、Bass5名の合計34名でした。前回見学のテナーお二人に入団していただき嬉しく思います。

練習平均参加者人数40名を目指そう!


~モーツァルト探訪その12

1780年末にオペラセリア「クレタ島のイドメネオ」K366の上演のためにモーツァルトはミュンヘンへ出向きました。ミュンヘンから帰ると大司教の命を受けて急遽ウィーンに

出発します。1781年3月の事でした。ウィーンでモーツァルトは社交界に出入りし、様々な人と親交を深めます。上機嫌でモーツァルトはザルツブルクの父に手紙を書いています。「ここウィーンは素晴らしいところです。私の仕事には世界中のどこよりもうってつけな場所です。」さらにモーツァルトは大司教の命令に背き、こうも書いています。「今後、謝肉祭の終わりの時期にウィーンに滞在できなければ、もうザルツブルクには戻ることは無いでしょう」

モーツァルトは大司教と再度にわたって話し合いましたが、1781年6月に二人の関係は最終的な破綻をきたしてしまいます。


《モツレク第19回練習内容》

◎レクイエムもk49ミサも、ほぼ2回目の復習に入りました。今後はさらに細かく丁寧な練習を進めていきます。主にラテン語の発音、ハーモニー、リズムです。毎回、難しい箇所の宿題を出して、次の回に前で歌ってもらいます。(クジで女声パート3名、男声パート2名ずつメンバーを選出)

進みは遅いかもしれませんが、良い演奏を目指して本気で取り組みたいと思います。

次回までの宿題は、k49ミサのp27です。


1.Missa Brevis KV49「Sanctus」(p27~p29)

・Sanctusの「n」エヌの音が響くように。

・tusは「トス」。uは「ウ」ではなく「オ」と発音した方が近い。

・5小節はdim.

・8小節のBass2拍目は「a」を言い直す。(Tenと縦を合わせる)

・10小節の3拍目Tenの「ファ→シシ」の音程がまだ危ない。

・Pleniのplも、gloriaのglも拍前に発音するが、そこにコブシのような力を込めない。

sunt caeliは、「ソントチェーリ」と発音。

・p29は、シンコペーションの動きに注意する。

・34小節と36小節のAltとTenの動き揃えて。


2.Requiem 「Domine Jesu」(p43~p50)

☆20小節まで練習しました。

・どのパートと一緒に動いているかを常に意識する。

・Jesuは「イェーゾォー」と発音。

・3小節は、glorieの「o」の母音で1拍目と3拍目を合わせる。

・7小節と9小節のSopは、f→pのダイナミックに注意。

・de poenisは「デペーニス」「デッペーニス」

・ラテン語のアクセントは強弱ではなく長短で表します。お配りした対訳表の赤色の文字がアクセントです。試しに赤色の文字を長く伸ばして読んでみましょう。その時、音は高低を付けず平たく。すると外国のカトリック教会の神父さんのような読み方になります。

注!対訳表修正箇所defunctorum→defunctorum)


【次回練習内容予定】2025年2月20日 アイセル3F大音楽室

①Missa Brevis KV49「Sanctus」(p27の宿題アンサンブル演奏&全体の復習)

Requiem 「Domine Jesu」(p43~p50)(21小節~)

Missa Brevis KV49「Agnus Dei」(p32~p35)(復習)



 
 
  • shizuokaverdi
  • 1月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月7日



母:マリア・ヴォールブルガ・モーツァルト
母:マリア・ヴォールブルガ・モーツァルト

1/23の練習には、見学者が4名(Alt1名、Ten2名、Bass1名)みえました。

練習参加者は、Sop12名、Alt13名、Ten6名、Bass4名の合計35名になりました。ちょっと会場が狭く感じましたね。人数が増えると音楽もモーツァルトが理想としたものに近づいていけるようで良いです。


~モーツァルト探訪その11

モーツァルトがザルツブルクを離れ、ウィーンに移った経緯をもう少し詳しく追ってみましょう。

 1777年8月、モーツァルトは「運を天に任せて」ザルツブルクの大司教に離職を希望します。しかしそれは受け入れられず、モーツァルトは母を伴って演奏旅行でマンハイムとパリに旅立ちます。演奏旅行と銘打っての職探しでしたが、その願いはまたしても満たされずに終わります。

1779年に父レオポルトの奔走のおかげで、モーツァルトは宮廷オルガニストとして450グルデンの俸給で宮廷に雇われます。当時の1グルデンの価値は日本円にして3000円~4000円ですから、月給約150万円というところでしょうか?(けっこう良い!)父の助言もあってしばらくザルツブルクを離れずに仕事をしますが、モーツァルトは次第にこの小さな刺激の全くないザルツブルクの街に居続けるのが我慢ならなくなっていくのでした。


《モツレク第18回練習内容》

1.Missa Brevis KV49「Gloria」(p6~p13)

全体を復習しました。生き生きとした躍動感を持って歌う。

・ラテン語が引っ掛からず、スラスラとリズム読み出来る様に。

・Ten 6小節2拍目の「シ」の音が低くなりがち。注意!

・Bass 47小節2拍目の「ソ♯」の音低くなりがち。注意!


2.Requiem 「Communio」(p72~p80)

☆最後まで音確認をしました。

・16小節のBassの歌いだしはTenも手伝う。

・p74~p75の16分音符の動きは粘りを持って。

・31小節からのフーガは、十字架のテーマ(4つの音)を受け持つパートはよく聞こえるように歌う。(最初のBassの歌い出しはTenも手伝う)


3.Missa Brevis KV49「Sanctus」(p27~p29)

4.Requiem 「Domine Jesu」(p43~p50)

☆両曲1回通してみました。次回もっと丁寧にやります。


【次回練習内容予定】2025年2月6日 アイセル3F大音楽室

①Missa Brevis KV49「Sanctus」(p27~p29)(復習)

Requiem 「Domine Jesu」(p43~p50)(復習)

Missa Brevis KV49「Agnus Dei」(p32~p35)(復習)

④Requiem 「Introitus」(p3~p7)(復習)


 
 
  • shizuokaverdi
  • 1月20日
  • 読了時間: 3分


2025初日の出
2025初日の出

 静ヴェルの皆さん、あけましておめでとうございます!

今年は巳年ですね。蛇のように脱皮して生まれ変われる年になれますでしょうか?!


1/5の練習参加者は、Sop11名、Alt11名、Ten5名、Bass5名の合計32名でした。

2025年は通常練習参加者40名を目指そう!




~モーツァルト探訪その10

 モーツァルトの最初の主な収入源は個人レッスンによるものでした。

ウィーンに来てからほどなくして、コンスタンツェ・ヴェーバーと結婚するのですが、その頃からモーツァルトは経済的な問題を抱えるようになります。その原因は謎が多いままですが、モーツァルトには金銭を管理するという能力に欠けており、さらに妻のコンスタンツェの方にもそれを助ける力がなかったようです。このころからモーツァルトはいろいろな人に借金をしながら生活するようになります。

実際にウィーンを訪れた父のレオポルトはモーツァルトの豪華な住居に驚いたとの事ですので、支出が多かったことは想像に難くないでしょう。

モーツァルトはウィーンに来てから精力的にオペラの作曲をするようになり、次第に名声を高めていきました。でも、モーツァルトの収入源の大部分はレッスン代と楽譜の出版によるものだったので、モーツァルトは出版目的の仕事を次々と引き受けていきます。

モーツァルトはフリーランスとしてしばらく活動を続けていますが、やはりウィーンの宮廷の中心で働くことを夢見ていたようです。後にモーツァルトはウィーンの宮廷作曲家としていくらかの定給を受けるようにもなりますが、これは舞踏会での音楽の作曲が目的であり、決して宮廷楽長のような地位の高いものではありませんでした。それでもモーツァルトは喜んでこれを引き受けています。

しかしモーツァルトの経済的な問題はその程度で解決する事はありませんでした。


《モツレク第17回練習内容》


1.KV49 Credo(p14~p26)

全体を復習しました。

・ラテン語が引っ掛からず、スラスラとリズム読み出来る様に。

・191小節の「re-sur-rec-ti-o-nem」の読みは少し良くなっていました。

・AllegroとAdagioが交互に出てきますが、Adagioは、音価をAllegroのちょうど2倍にしてください。(♩=♪)


2.Missa Brevis KV49「Kyrie」(p3~p5)

☆久しぶりに復習しました。

・最初の歌いだしは、明るく純粋な響きで

・Andanteからの3拍子は軽やかに。

・12小節のBassの音の跳躍は音が外れないよう気を付ける。


3.Requiem 「Agnus Dei」(p68~p71)

☆ハーモニーの確認とcresc.の個所確認。縦を合わせた練習。

・Aの母音が薄くなりがち。口を縦に使う。その際、音が暗くならないように。

・qui tollisの二重子音の発音は「クィ トーリス×」ではなく「クィ トーッリス〇」

・四分音符の長さは正しく。四分休符でブレス。

・7小節~8小節、21小節~23小節、48小節~51小節 cresc.

・41小節目のBassの「シシレ」の音程注意。


4.Requiem 「Communio」(p72~p80)

☆レクイエムの1曲目と音は同じですが歌詞が違うので、リズムが変わっています。

・次回もう一度やります。


【次回練習内容予定】2025年1月23日 アイセル3F大音楽室

①Missa Brevis KV49「Gloria」(p6~p13)(復習)

②Missa Brevis KV49「Sanctus」(p27~p29)(復習)

③Requiem 「Communio」(p72~p80)(復習)

④Requiem 「Domine Jesu」(p43~p50)

 
 
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