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  • shizuokaverdi
  • 2023年5月1日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年6月24日


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 ツツジの綺麗な季節になりました。春は次から次に花が咲いて、心が躍りますね。次は新緑の季節もやってきます。

 本日の練習参加者は、Sop11名、Alt10名、Ten5名、Bass6名、Bassの見学1名の合計33名でした。

コロナ期と違って毎回にぎやかな練習です。団員同士、もっと仲良くなる機会(イベント)が企画できるといいですね!

〈メサイア第32回練習曲〉

【第1部】より

◆No.9 O thou that tellest good tidings to Zion(p41)

 Bass、110小節~111小節のJerusalemの音程が低いです。133小節、LordのdはAltの歌い出しにかからないように。楽譜ばかり見ている人が多すぎます。いつも見なくていいですが、重要なところは指揮を見てください。ダイナミックをもっと忠実に歌いましょう。


【第2部】より

◆No.37 The Lord gave the word(p146)

 最初の男声の出だしがいつも縦が(音程も)合わないので注意して歌い始めてください。最初のgreatの発音がレイトとしか聞こえないことが多いです。巻き舌を使ってグrrrレイトと少しオーバー気味にやりましょう。preachersプrrrリーチャーズも同じく。

女声と男声を分けて音の確認をしました。特に15小節目[B]から各声部、音が取れていないところが多いです。次回もう一度復習をします。


◆No.39 Their sound is gone out(p151)

 gone outは、「ゴナウト」とリエゾンします。out「アウト」のtは、次の休符で発音。lands「ランズ」のsも次の休符で発音しますが、音が繋がっているところは四分音符の裏拍で s を言いましょう。3小節のand their words unto the ends of the world. ですが、「アンドゼァワーザントゥズィエーンゾブダワールド」赤色の発音をはっきりと。特に最後の「ルド」は大切です。25 小節目のis gone out inは「イズ ゴーナウティン」ではなくgone outの間を切って「イズ ゴーナウト イン」と発音します。22小節のTenの発音が難しいですね。何度もやって慣れましょう。下降の旋律が音程が悪くなりがちですので特に注意してください。この曲は次回もう一度やります。


◆No.41 Let us break their bonds asunder(p161)

 このNo.41はメサイアの中でも特に難しい部類に入る曲です。前曲No.40でバスソロが「なぜ国々は激しくいがみ合うのか?なぜ人々は虚しいたくらみにふけるのか?地上の王は立ち上がり、統治者たちを結束して主の油注がれたもの(キリスト)に逆らって言う」(詩編2:1~2)と歌います。そしてこのNo.41「我々は彼らの枷(かせ:罪びとの首や手足にはめる鎖付きの刑具)を外し、くびき(牛や馬をつなぐ棒状の木製の器具)を投げ捨てよう!」(詩編2:3)が合唱で歌われます。

 No.40とNo.41の聖句(聖書の中の文)は聖書では繋がっている文です。このNo.41の解釈には2通りあって、ひとつは、地上の王や統治者たちが、キリスト信仰者に向かって言っているという説。もうひとつは、地上の王(または統治者)に向かってキリスト信仰者が

言っているという説です。どちらを選ぶかで、歌う息の種類が変わってきます。

 私たちは後者の、「キリスト信仰者が、王や統治者の枷やくびきをバラバラにして投げ捨てる」という解釈を採用したいと思います。枷やくびきはこの場合、欲に支配されて自由を失っていることを指します。後者を選ぶ理由は、王や統治者たちがキリスト信者に向かって、「奴らはキリストという枷やくびきに支配されている」というセリフは聖書のどこにも出て来ないこと、それに対し、キリスト信仰者が「欲という枷やくびきから解き放たれ~」なんてセリフはいっぱい出てくるところからです。そして何より、ヘンデルの音楽そのものが、そうであることを物語っています。

 No.41は、鉄のような壊すことが困難なものを、正義の名のもとに皆の力で打ち砕こうとしているような気持ちで歌いましょう。全体に固めの響きで。

3拍子ですが、Let us break their bonds asunder, let us breakの赤い文字のところをよく響かせて裏拍に当たるところは強拍の裏に軽く乗せるようにします。裏拍の言葉は無理に歌わなくても意味は通じます。 10小節からのand cast awayは「アンド カースターウェイ」とandのドを発音お忘れなく。この曲は絶対に体を動かさないで歌いましょう。

この曲も次回もう一度復習します。


【次回練習内容予定】2023年5月11日(木)アイセルホール18:30~20:45

【第1部】より

①No.9 O thou that tellest good tidings to Zion(p41) 復習

【第2部】より

②No.37 The Lord gave the word(p146)復習

③No.39 Their sound is gone out(p151)復習

④No.41 Let us break their bonds asunder(p161)復習

【第3部】より

なし

 
 
  • shizuokaverdi
  • 2023年4月13日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年6月24日

 

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3月から練習を1Fのアイセルホールでも行っています。いらっしゃるときは練習予定表をよく見てから来てください。席について周りを見ると違う合唱団だったら「すみません」とすみやかに退出しましょう。

 本日の練習参加者は、Sop11名、Alt9名、Ten8名、Bass5名の合計33名でした。徐々に団員が増え続けています。メサイアという曲には、人を集める波動みたいなものがあるように思えます。メサイアを共に歌い、喜びを分かち合える仲間をどんどん増やしましょう!


〈メサイア第31回練習曲〉

【第1部】より

◆No.7 And he shall purify(p35)

 前回の注意点を確認しながら復習をしました。アイセルホールは良く響くのでホール感覚で歌える利点があります。細部があいまいにならないように気を付けてください。


◆No.12 For unto us a child is born(p55)

 メリスマはだいぶうまく歌えるようになってきています。メリスマは息がなくなったらすぐ音を休んで落ち着いてブレスしてください。コツは他の人とカンニングブレスが一緒にならない工夫をすることです。そしてメリスマをやってる最中に他のパートが入ってきたとき、縦がずれないように気を付けましょう。

 26小節からの付点のリズムは付点四分音符は長めに、16分音符は短めに。

33小節目からの「Wonderful、Counsellor」は「Won~」「Coun~」のnを長めによく響かせて「derful」と「sellor」は詰まり気味に。

 73小節アウフタクト(Bass)から、84小節までは特にアンサンブルが複雑で難しいですから、よく自分のパートの音を確認しておいてください。


◆No.17 Glory to God(p68)

 キリストの誕生を知らせるメサイア全曲の中でも特に喜ばしい場面の曲です。合唱の皆さんは夜に現れた天使たちですので、軽やかな発声でお願いします。and peaceは「アンピース」ではなく「アンピース」、18小節からのgoodwillの「グッ(無声)」のタイミングは拍の裏です。willのエルは舌を軽くつけて発音してください。「うぃ」とUの母音を言わないように。Altの2小節目と27小節目は似ているので、音がごっちゃにならないよう注意が必要です。


【第2部】より

◆No.41 Let us break their bonds asunder(p161)

 この曲の歌い方のコツは、例えばLet us break their bonds asunder, let us, let us break の赤い文字のところ以外(裏拍)は抜いて歌うということです。こうすると速いテンポでも歌えます。sunder とfrom usのder, usは弱拍なので軽く抜いてください。


【第3部】より

◆No.51 But thanks be to God(p199)

 4声が合わさってハーモニーが生まれるところは良くハモるようにしてください。

be to Godの発音は、ブツブツ切れがちです。レガートで「ビ~トゥ~ゴッド」とつなげて歌います。各パートは、フレーズの終わりが乱暴にならないよう注意してください。力を抜いて歌い終わるのは非常に難しいですが、弱弱しくならないように意識は最後までしっかりと持って。



【次回練習内容予定】2023年4月20日(木)アイセル大音楽室18:30~20:45

【第1部】より

①No.9 O thou that tellest good tidings to Zion(p41)

【第2部】より

②No.41 Let us break their bonds asunder(p161)復習

③No.39 Their sound is gone out(p151)

④No.37 The Lord gave the word(p146)

【第3部】より

なし

 
 
  • shizuokaverdi
  • 2023年3月21日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年6月24日


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 暖かい日が続いています。今年は桜が満開になるのも早そうですね。写真は二分咲きの近所の桜です。

静ヴェルは集中・公開練習が12日にあったのですが、4日目にして皆さんと再会!(笑)練習が多いと連帯感・仲間意識も生まれますね。練習参加者は、Sop9名、Alt10名、Ten5名、Bass6名、見学者Sop1名の合計31名でした。見学者の方は練習後、入団表明しました!これからどうぞよろしくお願いします。

〈メサイア第30回練習曲〉

【第1部】より

◆No.7 And he shall purify(p35)

 まず、ダイナミックについて説明しました。1小節~19小節までpピアノ、20小節がcresc. 21小節~25小節1拍目までfフォルテ、25小節2拍~50小節pピアノ、51小節cresc. 52小節~最後までfフォルテです。And he~は、アンヒーと必ずdを発音してください。この曲のメリスマは音型がだんだん下がってくるところが特徴ですね。歌っているうちに音程が下がる傾向があるので注意!29小節~30小節の男声両パート、音が取りにくいです。シンコペーションでアクセントの位置がずれるのを楽しみながら歌ってください。


◆No.12 For unto us a child is born(p55)

 この曲はメリスマと付点のリズムの2パターンで構成されています。メリスマは、まず四拍子の拍(1.2.3.4)の頭の音を正確に取るようにしてください。その骨組みの中に枝葉が付いてメリスマになるわけです。26小節からの付点は、複付点っぽく音を詰めて鋭いリズムにしてください。


【第2部より】

◆No.41 Let us break their bonds asunder(p161)

 速いテンポで歌われますが、3拍子の拍の頭を歌って裏拍は軽めに歌います。それでも十分意味は伝わります。10小節からのand cast aはスタッカートで。

時間が無くなって、第3部の曲は出来ませんでしたので、次回やります。


【次回練習内容予定】2023年4月6日(木)アイセルホール18:30~20:45

【第1部】より

①No.7 And he shall purify(p35)復習

②No.12 For unto us a child is born(p55)復習

③No.17 Glory to God(p68)

【第2部】より

④No.41 Let us break their bonds asunder(p161)復習

【第3部】より

⑤No.51 But thanks be to God(p199)

 
 
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