2025.7.17練習ノート
- shizuokaverdi
- 8月1日
- 読了時間: 3分

本格的に暑くなってきました。夜もエアコンなしでは、なかなか寝付けないのではないでしょうか?しかし、冷え過ぎは喉を痛めます。室温は26~28℃に設定して、風は直接身体に当たらないように注意し、加湿器や、濡れタオルを干すとかして部屋の乾燥を防ぎましょう。7月17日の練習参加者は、Sop12名、Alt11名、Ten7名、Bass6名の合計35名でした。見学のSop山口さんを加えての人数です。
~モーツァルト探訪その23~
ドイツ語の台本によるジングシュピーゲル『後宮からの誘拐』は、トルコの後宮に捕らわれの身になっている恋人を救出するという劇の内容で、当時のモーツァルト気持ちにはぴったりのものでした。なにしろ、そのヒロインの名は偶然にも彼の目下の恋人と同じコンスタンツェという名前!台本には、そのコンスタンツェへの愛に燃える純真な若者のベルモンテ。忠実で小心者のペドリッロ、才知あふれる活発なイギリス娘のブロイントヒェン、意地悪でちょっと抜けている憎めない後宮の番人オスミンが登場します。モーツァルトはこうした人物たちの個性や心の動きを持ち前の作曲法で鮮やかに描き出したのでした。当時、はやっていたトルコ風の響きを取り入れた序曲や行進曲、どのアリアや重唱も、束縛から自由になったモーツァルトの喜びに満ちています。1782年7月16日、ブルク劇場での初演は大成功!再演が繰り返され、皇帝や大家グルックからも称賛されます。新天地ウィーンでの輝かしいスタート。モーツァルトは得意の絶頂にあったことでしょう。
《モツレク第30回練習内容》
1.Kanon"Ave Maria"
☆音取り
・全てのパートは同じ音を歌っていますが、交互に歌うことによって面白い効果が得られます。ひとつのパートだけで歌うと大丈夫なのに、4声で歌うと自分の旋律を見失ってしまうことがありました。
2.Ave verum corpus KV618
☆ハーモニーの練習
・この46小節の曲は、4回転調があります。ニ長調で始まり、イ長調(11小節)→ヘ長調(22小節)→ニ短調(26小節)→ニ長調(30小節)
・調にはそれぞれ性格があるので、同じような歌い方にならないよう注意してください。
3.Missa brevis KV49「Sanctus」p27~
☆復習
・5小節目は2拍目はdim. 6小節は再びfフォルテで。
・14小節からのAllegro、30小節からの「Hosanna in excelsis」の音楽の転換をスムーズに。続けて歌うとまだ乗り切れてない感じがします。
4.Requiem KV626「Conftatis」p35~
☆音楽稽古
・最初のBassの出はTenも手伝う。
・7小節以降の女声のsotto voceはなるべく遠くから響いてくるように。
・12小節のTenの高音「ラ」の音はとても大事です。
・flammisは「フラーミス」ではなく「フランミス」。m エムの発音大事です。
・26小節のBassの音程は下がらないように。
・35小節4拍目のBassが遅く響きがちです。テンポ通りに。
・39小節の「s」の位置は、2拍目。
【次回練習内容予定】2025年8月7日 アイセル3F大音楽室
①Missa brevis KV49「Agnus Dei」p32~
②Requiem KV626「Lacrimosa」p40~
③Ave verum corpus KV618
④Kanon"Ave Maria"
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