2025.5.31~6.1&6.5練習ノート
- shizuokaverdi
- 6月18日
- 読了時間: 2分

5/31~6/1の集中練習参加者は、初日が32人、2日目が38名でした。海老名からの参加者も迎え、楽しい雰囲気でした。曲へさらに踏み込んだ練習ができたような気がします。
1日目の練習後は親睦会もあって、美味しい食事と楽しいイベントで盛り上がりました。
6/5の通常練習は、Sop12名、Alt13名、Ten8名、Bass7名の合計40名でした。通常練習で40名を超えるのは初めてです。嬉しいですね!
~モーツァルト探訪その20~
(1781年4月4日付、ウィーンから父宛ての手紙)
・・・・昨日、僕はウィーンの聴衆に大いに満足してもらえたと言っていいと思います。僕はケルントナートーア劇場で、未亡人たちのための音楽会で演奏しました。拍手喝采がいつまでもやまないので、僕はもう一度初めから弾かなくてはなりませんでした。今や僕はウィーンの聴衆に認められたのですから、僕自身の演奏会を催せば、どれほどの評判になることでしょう。ところがそれが出来ないのです。ひとえにあの我らが下司野郎(大司教のこと)がそれを許そうとしないからです。・・・・でも、僕は言いなりになるつもりはありません。なにしろ、ウィーンで弟子を2人もとれば、ザルツブルクにいる時よりずっとまともな生活が生活が出来ますからね・・・・
《モツレク第27回練習と集中練習内容》
☆KV49とモツレクを集中的に練習しました。練習内容は今回はお休みして、グレゴリオ聖歌についてお話します。グレゴリオ聖歌は、アルシス⤴テーシス⤵の繰り返しです。
⇩(アルシスとテーシスについて)
◆アルシス(arsis):ギリシャ語で「飛躍」や「高揚」を意味する。
音楽では、音が高揚する部分、強拍、また呼吸で例えると呼気を指します。
◆テーシス(thesis):
ギリシャ語で「置く」や「安定」を意味する。
音楽では、音が高揚が終わって落ち着く部分、弱拍、また呼吸で例えると吸気を指します。
中世の教会音楽、特にグレゴリオ聖歌を深く研究すると、そのエッセンスを感じることが出来ます。どのような音楽にも、フレーズの始まりと終わりにはグレゴリオ聖歌にもとづく起承転結があります。グレゴリオ聖歌は、すべての音楽の祖先なのです。モーツァルトの旋律を歌うときも、このことをいつも意識して歌いたいものです。
【次回練習内容予定】2025年6月19日 アイセル大音楽室
①Missa brevis KV49「Kyrie」「Gloria」(「Benedictus」について)
②Requiem KV626「p68 Agnus Dei」「p72 Communio」
③Ave verum corpus KV618
④Kanon"Ave Maria"
コメント