2025.3.6練習ノート
- shizuokaverdi
- 3月8日
- 読了時間: 3分

3月6日の練習参加者は、Sop11名、Alt12名、Ten7名、Bass6名の合計36名でした。平均練習参加者40名にあと一歩!
次回3/27は練習場所が変わり、久しぶりの『あざれあ』です。お間違えの無いようにお願いします。
~モーツァルト探訪その14~
しかし、モーツァルトが一番作曲したいのはやはり何といってもオペラでした。名歌手たちと良いオーケストラが揃っている一流の歌劇場のために全力を投入して本格的なオペラを書きたい。故郷にくすぶっていたのでは、それは永久に不可能だ。
こうして、自分の才能を思う存分発揮できないことへの不満が、日増しに鬱積していきます。
そんなモーツァルトに吉報がやってきます。「モーツァルト探訪その12」でも話しましたミュンヘンからのオペラの作曲依頼です。
新しいバイエルンの選帝侯としてミュンヘンに移っていたカール・テオドールから謝肉祭シーズンのオペラを作曲するようにとの依頼でした。ミュンヘンには選帝侯と共に、宮廷の音楽家たちもマンハイムから移ってきていました。その中には、親交を結んだ友人たちも何人もいます。台本は『クレタ島の王 イドメネオ』。イタリア語による大掛かりな3幕のオペラ・セリアでした。モーツァルトは1780年の秋からザルツブルクで作曲を開始。そして11月5日、心弾む思いでザルツブルクを発ってミュンヘンに向かいます。選帝侯の依頼とあっては、コロレド大司教もモーツァルトの休暇を認めないわけにはいきませんでした。
《モツレク第21回練習内容》
1.Missa Brevis KV49「Agnus Dei」(p32~p35)
☆全体の復習と、p34~p35を選抜メンバーに歌ってもらいました。
・ラテン語のアクセントは(長短)で表現します。リーベル・ウズアリスのミサのアクセントを載せておきますので、楽譜のラテン語にアクセントを記入しましょう。
・長い音符は、ただ伸ばすだけでなくだんだん豊かに響きだす感じで歌いましょう。
2.Requiem 「Hostias」(p51~p57)
☆久しぶりに音取りをしました。
・言葉を3拍子に乗せて。遅れないようにしましょう。
・35小節から36小節はsubito p(すぐにピアノ)です。モーツァルトの楽譜では基本的にf(フォルテ)は、次のp(ピアノ)が来るまで f(フォルテ)です。
・49小節のBassの2拍目の「ラ♭」の音は音程注意。途中でブレスはしないように。
・p54から最後まではOffertoriumのp47の43小節~p50の78小節と同じです
3.Missa Brevis KV49「Kyrie」(p3~p5)
☆復習をしました。
・G Dur(ト長調)の明るい響きを意識した歌い出しで。
・p6からのAndanteは、まるで舞踏会で踊っているように。ここを次回の宿題の個所とします。
【次回練習内容予定】2025年3月27日 あざれあ6F小ホール
①Missa Brevis KV49「Kyrie」(復習と宿題p4~p5 選抜メンバーで)
②Missa Brevis KV49「Gloria」(復習)
③Requiem 「Hostias」(p51~p57)(通し練習)
④Requiem 「Sanctus」(p53~p60)(復習)
⑤アンコール曲(新)※アンコール曲は現在、選曲中です。
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◆LIBER USUALIS 『リーベル・ウズアリス』◆
グレゴリオ聖歌を研究しまとめた本。ソレーム修道院の修道院長アンドレ・モッケローにより1896年編纂された。
ソレーム修道院ではグレゴリオ聖歌の復興・研究が盛んだった。『リーベル・ウズアリス』のページ数は1900ページにものぼり、ミサの通常文(キリエ、グロリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・ディ)の聖歌の基本的なもののほとんどと、『教会の祈り』(カトリック教会の司祭の日々の祈り)の聖歌や、教会暦の主な祭日のためのあらゆる儀式のための聖歌などが収録されている。
特に重要なのは言葉のアクセント記号がすべての単語に記されているということである。
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▼リーベル・ウズアリスのミサ通常文のアクセント
Kyrie ⇒ Gloria ⇒ Sanctus ⇒ Agnus Dei ⇒ Credoの順で載っています。(Benedictusのみ見つからなかったので、私が書いたものを7枚目に入れてあります)
これを見ながら、Missa Brevis KV49の楽譜にラテン語のアクセントを記入しましょう。
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