2025.11.20練習ノート
- shizuokaverdi
- 11月26日
- 読了時間: 2分

11月20日の練習参加者は、Sop11名、Alt11名、Ten7名、Bass6名の合計35名でした。
~モーツァルト探訪その30~
1785年から翌年の春にかけて、モーツァルトは新作のオペラ「フィガロの結婚」の作曲に取り組んでいました。台本は腕利きの台本作者ロレンツォ・ダ・ポンテ。この作品を取り上げようと言い出したのは、他ならぬモーツァルトでした。実は、これは大胆な提案だったのです。才知あふれる従僕のフィガロの活躍によって貴族が笑いものにされるこの痛烈な風刺喜劇は、ウィーンでは上演禁止になっていました。しかしダ・ポンテは交渉の名人でした。彼は穏当な内容のオペラに脚色するということで皇帝を巧みに説得し、上演許可を得ることに成功します。すぐれた現代喜劇の台本を得て、今やオペラ作曲家としてのモーツァルトの卓越した才能が見事な開花を見せます。従僕のフィガロ、小間使いのスザンナ、アルマヴィーヴァ伯爵、伯爵夫人、小姓のケルビーノ、さらには医師のバルトロや庭師アントニオといった脇役に至るまで、どの登場人物もなんとリアルで生気にあふれていることでしょうか?3時間余りの間、極上の音楽の連続によって心ゆくまで音楽劇の楽しさを満喫させてくれるこのオペラには、まさに完璧な傑作という形容がふさわしいでしょう。
《モツレク第37回練習内容》
1.Missa brevis KV49
☆通し稽古(2回目)
・毎回通し練習をします。曲の全体像を把握しましょう。
2.Requiem KV626「Dies irae」
☆p14の31小節~36小節の練習
・響きに慣れてない感じがするので、次回もこの個所を練習します。
3.Requiem KV626「Rex tremende」p24~
☆復習
・32分音符に変更した個所が徹底されていない(32分音符は、6小節、11小節、15小節3拍4拍、16小節)。
・7小節~10小節のSop&Altのデュエット、Ten&Bassのアンサンブル、同じく12小節~15小節があまりうまくいっていない。
4.Requiem KV626「confutatis」p35~
☆復習
・おそらくモーツァルトの絶筆となる曲です。死を予感している心の内側を表現。
・次回も音楽稽古をやります。
【次回練習内容予定】2025年12月4日 アイセル3F大音楽室
①Missa brevis KV49通し稽古 (3回目)
②Requiem KV626「Dies irae」p14~(再度31小節~36小節の練習)
③Requiem KV626「Rex tremende」p24~(7小節~10小節、12小節~15小節)
④Requiem KV626「confutatis」p35~(音楽稽古)
⑤時間が余ったらRequiem KV626「Lacrimosa」p40~(音楽稽古)




コメント