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2024.7.4練習ノート(Rex tremendae,Hostias他)

  • shizuokaverdi
  • 2024年7月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年7月24日


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~モーツァルト探訪 その2

 モーツァルトの生家をもう少しのぞいてみましょう。ここはモーツァルト家の台所です。(かまどや炊事道具は当時のままだそう)

モーツァルト一家は、ザルツブルクの多くの市民と親しく交流があったようで、例を挙げると王侯貴族かかりつけの侍医、ザルツブルクの金物商、宮廷管弦楽団の仲間など、これら友人や同僚たちはモーツァルトの家でたびたび顔を合わせ、時にはトランプをしたり、演奏を楽しんだりしたようです。(2枚目の写真はモーツァルトが使っていたハンマークラヴィーア)

父レオポルトの宮廷楽団の友人のひとり、シャハトナーが残した手紙の中で以下のような思い出が語られています。

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ある日、レオポルトの家を訪ね、演奏をしようということになったとき、小さなヴォルフガングが第2ヴァイオリンを弾きたいと申し出ました。父君は、まだヴァイオリンの基礎も身についていないし、とても弾けるレベルではないと思い、ヴォルフガングのたっての願いを退けました。私はかわいそうに思い、「じゃあ、私と一緒ならどうだろう?」と提案してみました。父君はとうとう折れて言いました。「じゃ、シャハトナーさんと弾きなさい。ただし皆に聞こえないように静かに弾くんだよ。それでなければやめなければならない」このようにして、ヴォルフガングと私は一緒にヴァイオリンを弾き始めましたが、すぐに気が付いたことは、私が全く不必要だということでした。それはもう驚きという他ありませんでした。私は静かにヴァイオリンを置き、父君を見ると、息子の演奏する光景を見て、驚嘆と安堵の涙で頬をぬらしていました。

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モーツァルトの天才が、このエピソードでもうかがい知ることが出来ますね。

7/4の練習参加者は、Sop8名、Alt13名、Ten5名、Bass5名の合計31名でした。

本日はMissa Brevis KV49の楽譜が配られました。


《モツレク第6回練習》

1.Rex tremendae(p24~p26)

☆音取りをしました。(階名読み→ラテン語)

・Rexは巻き舌を強調。4分音符の長さに注意。

・6小節以後の8分音符の付点リズムは32分音符にして鋭く歌う。(オケのリズムに合わせる)

・18小節~19小節のリズムは楽譜通り8分音符で。


2.Hostias(p51~p57)

☆ハーモニーに気を付けて音取りをしました。(階名読み→ラテン語)

・36小節はsubit pです。(すぐにピアノ)

・49小節のBassの2拍目の「ラ♭」の音は音程注意。

・p54から最後まではOffertoriumのp47の43小節~p50の78小節と同じです。


3.Missa Brevis KV49

☆本日初めて皆さんが手にしたKV49の楽譜は、モーツァルトが12歳の時に作曲したものです。1ページだけ練習してみました。

・4小節~5小節をritする。


【次回練習内容予定】2024年7月18日 アイセル3F音楽室

①Dies irae(p14~p21)復習

②Rex tremendae(p24~p26)復習

③Domine Jesu(p43~p50)復習

④Hostias(p51~p57)復習

⑤新曲Missa Brevis KV49「Kyrie」(p4~p5)


 
 
 

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