2024.11.21練習ノート
- shizuokaverdi
- 2024年12月3日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年12月12日

~モーツァルト探訪その7~
モーツァルトの少年時代はほとんどが旅でした。当時の貴族たちの前で演奏してモーツァルトの才能を披露するのが目的です。
その行き先は、ザルツブルクからまずはドイツを経由し、パリ、ロンドンに及びます。帰り道にではベルギーやオランダにも寄っています。それから今度は逆に南フランス、スイス、ウィーンそしてイタリアへの旅行です。
モーツァルトはこの間、正規の教育というものは全く受けていませんが、たいていは父から学んでいたと考えられています。
こうした旅がモーツァルトの人間形成に大きな影響を与えたことは間違いないでしょう。
◎感受性豊かな子供
さて、モーツァルトの人柄を知る上でのいくつかのエピソードを紹介しましょう。
モーツァルトは非常に感受性が豊かな子供だった事が知られています。例えば、父レオポルトの同僚であるシャハトナーによると、彼はものすごく素直で感じやすい子供だったようです。例えばトランペットの音を聴いて本気で怖がったり、友達と一緒の時は非常に愛情深い姿を見せたとされています。また一方では音楽を真剣に考えている人の前でしか演奏しなかったという性格も見せています。
モーツァルトの残した手紙は沢山残されていますが、その中でもボローニャで出会ったドメニコ会の神父さんが、聖者だとされているけれどどうも胡散臭いという話をしています。その神父さんはとにかくココアを飲んだ後でワインをなみなみと何杯も飲み、さらに食事もたらふく食べた後でコーヒーを5杯飲んで、メロンを二切れ食べて、さらにミルクを2杯飲んだ、とても聖者には見えないという事を書いています。
普通の大人だったら肩書だけでその人の本質をみることができないかもしれませんが、モーツァルトはしっかりと人間を観察していたようですね。
11/21の練習参加者は、Sop10名、Alt11名、Ten4名、Bass6名の合計31名でした。
《モツレク第14回練習》
1.KV49 Credo
☆11/21はCredoの音取りのみの練習でした。
・この曲はKV49の中で最も長く、音取りに時間がかかっています。
・AllegroとAdagioが交互に現れるので注意してください。
【次回練習内容予定】2024年12月5日 アイセル3F大音楽室
①Missa Brevis KV49「Credo」(p14~p26)復習と引き続き音取り
②Requiem 「Lacrimosa」(p40~p42 )復習
③Requiem 「Agnus Dei」(p68~p71)音取り
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