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2023.7.6練習ノート(No.7/26/51/53)

  • shizuokaverdi
  • 2023年7月16日
  • 読了時間: 3分


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 写真は駿府城です。慶長11年(1606)に家康公が駿府に隠居することを決めた時、愛妾の某が「江戸は大都会の地なのに何故駿府のような小さな町に移られますか、理由が解りません」と言上した。すると家康公は、笑って「駿河には一に富士山があるよ、これは三国中(日本・中国・天竺)の中でも唯一の名山だ。見あきることはあるまい。二に鷹がよい(家康は鷹狩りが好きだった。これは民情視察と運動になる)。三に茄子を名産として、他所より早々に食べられる。またすばらしく美味じゃ。」

いつの世も、この三つ総てに吉だと告げたという。またこの三つを夢にみれば、諸事大吉とはこれからはじまったという。こうして家康公は、幼少時代を過ごした「駿府」を大御所の地として選んだのである(「本朝諸数 伊豆・駿河・遠江」より引用)。

 本日の練習参加者はSop12名、Alt9名、Ten5名、Bass6名の合計32名でした。


〈メサイア第37回練習〉

◆No.7 And he shall purify (p35)

 今日は男声と女声、向き合って練習してみました。お互いの音を良く把握するためです。まず各パート、メリスマの音の難しいところの復習をしました。メリスマの音に集中するあまり、頭や身体をリズムに合わせて動かしてしまうことがありますので、動かさないように気を付けてください。テンポをちょっと早めにしましたが、よく歌えていました。


◆No.26 All we like sheep have gone astray (p106)

 復習をしました。この曲も各パートのメリスマの音程を復習しました。いつも間違うのがBassの19小節目の音です。18小節の終わった音「ド」の音を覚えておいて、そのままの音で入る。「ドーファ」の音程にも気を付けて。

 メリスマに集中するあまり、音程がアバウトになってしまいがちです。耳を澄ませて自分の出している音がちゃんと音程に到達しているか確かめながら歌いましょう。

45小節2拍目のBassの音、間違えないように。

 76小節からのAdagioは、複付点のリズムが甘くならないように。質問のありましたAnd the LordのAndの「ド」の発音ですが(ちょっと悩みましたが)、従来通りAnd「アンド」とthe「ダ」を合わせて「アンロード」と発音して構いません。


◆No.51 But thanks be to God (p199)

 和音を作るという意識が生まれてきているように感じます。長く伸ばす音が無機質になりやすいので気を付けてください。常に息を送り続けて有機的な音にしてください。

全体的にこの曲は、音が短いのと跳躍のある音程が、優雅さを表現する妨げになっているように感じます。余裕持って歌えるように良く音取りしておいてください。不得意感を無くしましょう。楽譜にかじりつかないで、常に見られているという意識を持ってください。上からのライトを顔で受けるような角度を意識してみましょう。


◆No.53 Worthy is the lamb that was slain (p217)

 曲頭のWorthyは、ぶつけないで音が跳ね上がるように始めてください。Largoの場所、結構はハモってないところが多いです。次回は響きの良い1Fホールでの練習なので、ハーモニーの練習をやりましょう。24小節のLarghettoからの各パートの音程はかなりアバウトです。こちらも次回もう一度確認させてください。アーメンコーラスもハモっていないので次回音程確認します。


【次回練習内容予定】2023.7.20(木)アイセルホール18:30~20:45

【第1部】より

①No.9 O thou that tellest good tidings to Zion (p41)

②No.12 For unto us a child is born (p55)

【第2部】より

③No.28 He trusted in God (p115)

【第3部】より

④No.53 Worthy is the lamb that was slain (p217)




 
 
 

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